無痛の誓いを解く→痛みを感じる、そして、感謝する

2015年秋期のドラマ「無痛」ご覧になってましたか?
「痛みは..私だ。私は痛みだ」
人間の感じる痛みについての、なかなか深いテーマのドラマでした。
痛みが無くなれば人間が幸せになる、と無痛治療を目指す医師と
そこに疑問を投げかける医師、
その周りで起こる様々な出来事が描かれていました。
    * * *
家族のことやら、仕事先でのことやら、友人関係やら
生きる中で自分が衝撃を受けるようなことが起こったり、
人生ではいろいろなことがあります。
そんな中で、いろいろと痛みを感じることがあったとしても、
時として、痛みを感じないほうが楽だと思い、
痛みを感じている自分を封じ込めてしまいます。
その痛みのない状態がなんとかその場を凌ぐのにとても助かって
おかげでなんとか耐えて先に進める、ということもありますが
その時期を過ぎると、今度は、溜め込んでしまった痛みが
もう容量オーバーになって、体の不具合として表出してきてしまいます。
背中が痛い、首が痛い、手がうまく動かない、よく転ける、、、etc.
さて、*pukalani*のクライアントのCさん、彼女は
「これ以上痛みを感じない!」という誓い
いわば「無痛の誓い」
を自分に立てていたようです。(もちろん無意識。潜在意識下です。)
痛みを感じない代わりに、
手指が動きにくい、
足がもつれる、などの症状を感じておられました。
が、セッションをしていると、
今まで感じなかった痛みが
あちこちに感じられ、
それが移動していくことを
とてもびっくりされていましたが、
その痛みは
「これ以上痛みを感じない」という誓いを解く許可
潜在意識レベルでご自身に出した直後から
始まりました。
背中や肩甲骨あたり、腰部など、出てきては移動し
また次の場所へと痛みが移動する、、、
あとで聞いてみると
その痛みの出ていた場所は、まさに
夫から暴力を振るわれ、蹴られた場所でした。
それでもずっと我慢して耐えてきていた彼女。
自分の中にそんなに痛みがあったことを
改めて認識し、感じ切る。。。
「心から笑える自分でいたい」そうおっしゃってたCさんですが
そのために、今、自分の中にあった
痛みを感じ切る、というプロセスを
味わっておられます。
そしてこれまでそんな痛みに耐えてきてくれた体に感謝、
守られてきてことに感謝、と
感謝の気持ちをこれまで以上に感じるようになられています。
痛みを感じることは、けして心地よいことではないですが
痛みがあるからこそ、何を大切にしているのかにも気づけますね。
痛みからのメッセージを
きっちりと受け取るようにしていくと
人生の味わい方がまた変わってきますね。

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